適用可能な素材
木材、マットアクリル、布地など、反射しない不透明な素材に使用できます。
ガラスや光沢のあるアクリルなどの反射材や透明材は、赤色光の視認性が低いため、フォーカシングが困難となり、焦点合わせの結果に影響を与える可能性があります。
曲面彫刻の制限事項
1. 物体の高さの差
- 4mmの焦点距離を使用する場合、物体の高さの差は1.8cm未満である必要があります。
- 焦点距離16mmを使用する場合、対象物の高低差は3cm以内である必要があります。
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2. 物体の傾斜角度
対象物の傾斜角度は45°以内にしてください。
急激な傾斜のある表面は避けてください。
3 高速Z軸(v2.5.0で追加)
高速Z軸は、Z軸の移動を加速するために設計されたオプションです。有効にすると、より高速なパラメータ設定が可能になり、曲面彫刻の全体的な処理時間を大幅に短縮できます。ただし、高速での加減速調整により、彫刻の深さにムラが生じたり、横方向の筋が入ったりする可能性があります。
そのため、高速Z軸を使用する際は、最終的な彫刻を行う前にテスト彫刻を実施することをお勧めします。
4. 彫刻速度と推奨パラメータ
曲面彫刻の最大速度は50mm/sに制限されます。
推奨パラメータは以下の通りです:
高速Z軸 | 対象物の角度 | 速度 (mm/s) | 出力 (%) |
無効 | 10° | 15 | 3 |
20° | 7 | 1 | |
30° | 5 | 0.1 | |
有効 | 10° | 30 | 5 |
20° | 15 | 1 | |
30° | 10 | 0.1 |
5. 「現在位置」の使用は非推奨
曲面彫刻では、測定されたフォーカス値が正確な相対座標に対応している必要があります。そうでないと、彫刻品質の低下やワークピースとの衝突の可能性があります。そのため、「現在位置」での彫刻は避けることをお勧めします。
どうしても使用する必要がある場合は、レーザーヘッドがレーザーパスの開始点に正確に位置していることを確認してください。
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表面彫刻アイコンをクリックして、表面彫刻モードに入ります。
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フォーカスポイントを選択し、対象物の高さを入力します
フォーカスポイントの数を選択できます。フォーカス密度が高いほど、表面モデルがより詳細になりますが、フォーカス時間が長くなります。
彫刻対象物の最大高さを入力してください。これにより、安全なZ軸の移動範囲を計算し、動作中の衝突を防止します。
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フォーカス完了
焦点合わせが完了すると、表面モデルが生成されます。マウスでドラッグして回転させ、焦点合わせの結果を確認できます。 -
フォーカス結果の確認
赤い点はフォーカス失敗を示します。失敗したフォーカスポイントを選択して、失敗の原因を確認してください。
一般的なフォーカスエラーには、"赤色光測定失敗"や"測定可能距離を超えるオブジェクト"などがあります。エラーが発生した場合は、以下の点を確認してください:
- フォーカスポイントが低すぎないか(例:ハニカムボードにフォーカスしている)。
- 赤色光のドットがぼやけたり薄すぎたりせず、はっきりと見えるか。
- 機械の周囲に赤色光のフォーカス性能に影響を与える可能性のある環境光がないか。
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再フォーカス
特定のポイントに再フォーカスしたい場合は、デザインを拡大し、目的のフォーカスポイントを選択して再度フォーカスを実行します。
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デザインの確認
フォーカス後、下のボタンをクリックすると、現在のデザインを表面モデルに投影し、デザインの位置をより明確に確認できます。
注意: 高低差が45度を超える領域は、彫刻可能な最大角度を超えていることを示すため赤色でマークされます。赤色でマークされた領域にはアートワークを配置しないでください。
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曲線彫刻タスクの実行
推奨パラメータに従って調整した後、タスクを実行して曲線彫刻プロセスを開始します。
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